順序
某日,アナゴの蒲焼を食した.
もちろん傍らにはビール…
で翌日は…
某国産ウナギを1.5人前…
もちろんビール飲み飲みゆっくりと…
【以下,ノーガキ】
型の良い生のアナゴが売っていたら,私は天ぷらにしていただく.
正直,アナゴは蒲焼で食べるとイマイチだ.
何か味気ないというか,もの足りなさを感じる.
アナゴは寿司ネタとし広く利用され,冷めた状態でとても柔らかいが,ウナギは冷めるととても固い.
これは,両者の蛋白質含有量はほぼ同じなのだが,コラーゲン(ゼラチン)の占める割合が明らかに違うからなのである.
圧倒的にアナゴは少ない.
関東の料理法では,蒲焼に『蒸す』という工程がある.
これは『蒸す』ことにより,ウナギのゼラチン質に水分を含ませて実をフカフカにする効果がある.
固い牛スジがゆっくり煮込むことによってトロトロになるのと同じ理屈である.
要するに,“ウナギは蒸して食え”ということなのだ.
電子レンジでチンではなく,蒸籠や蒸し鍋で蒸して食していただきたい.
スーパーで買った某国産の半額シールの貼られた鰻蒲焼だってそれなりに旨く食えるのである.
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